茶々 天涯の貴妃(おんな)
(C)2007「茶々」製作委員会
織田信長の妹・お市の方と、小谷城の城主・浅井長政との間に三姉妹が生まれた。茶々、はつ、小督。だが、1573年に織田信長によって浅井は滅ぼされる。10歳の茶々、妹たち、お市の方は柴田勝家の元に身を寄せるが、秀吉に攻められ、お市の方は自害する。その後、小督は尾張の小大名・佐治与九郎のもとへと嫁ぎ、はつは、京極高次の妻となる。残された茶々は、世継ぎのない秀吉の側室を命じられるのだった。茶々は、彼女のことを愛おしむ秀吉の心情に触れ、天下人の世継ぎを生むことに、自らの生きがいを見出していく。第一子の鶴松は亡くなり、秀頼が誕生。小督は秀吉の策略によって、徳川家康の跡継ぎ・秀忠の元へ嫁がされる。そこで、茶々は、『私が豊臣の世継ぎを産み、小督が徳川の世継ぎを産む。もし豊臣と徳川が戦になったとしても、どちらかが生き残れば私たちの勝ち戦』と言ってのけるのだった。10年後、徳川の大軍は、大坂城を包囲する。家康の前に、茶々と秀頼は徹底抗戦を宣言。茶々にとって最期の女の戦が始まった。
- 公開日
- 2007年12月22日(土)
- 監督
- 橋本一
- 撮影
- 栢野直樹
- 出演
- 和央ようか 寺島しのぶ 富田靖子 谷村美月 吉野公佳 メイサツキ 平岳大 近藤公園 菅野莉央 清水萌々子 山田夏海 沢木ルカ 唐渡亮 高島礼子 余貴美子 原田美枝子 黄川田将也 高橋長英 中丸新将 松重豊 中村獅童 渡部篤郎 松方弘樹
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 140
- INTRODUCTION
- 織田信長の姪として生まれ、豊臣秀吉の側室となった茶々。その激動の生涯を、壮大なスケールで描き出した時代劇大作である。原作は、井上靖氏の野間文芸賞受賞作『淀どの日記』。ヒロイン・茶々役は、本作で映画デビューとなる元宝塚歌劇団宙組の男役トップスター、和央ようか。小督には寺島しのぶ、はつ役は富田靖子、北の政所は余貴美子、お市の方には原田美枝子など、豪華女優陣が結集。また、豊臣秀吉には渡部篤郎、徳川家康には中村獅童、織田信長には松方弘樹が演じる。監督は、「新仁義なき戦い 謀殺」「極道の妻たち 情炎」などを手掛ける橋本一が務めている。脚本は、『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』シリーズの高田宏治が担当している。
- STORY
- 織田信長の妹・お市の方と、小谷城の城主・浅井長政との間に三姉妹が生まれた。茶々、はつ、小督。だが、1573年に織田信長によって浅井は滅ぼされる。10歳の茶々、妹たち、お市の方は柴田勝家の元に身を寄せるが、秀吉に攻められ、お市の方は自害する。その後、小督は尾張の小大名・佐治与九郎のもとへと嫁ぎ、はつは、京極高次の妻となる。残された茶々は、世継ぎのない秀吉の側室を命じられるのだった。茶々は、彼女のことを愛おしむ秀吉の心情に触れ、天下人の世継ぎを生むことに、自らの生きがいを見出していく。第一子の鶴松は亡くなり、秀頼が誕生。小督は秀吉の策略によって、徳川家康の跡継ぎ・秀忠の元へ嫁がされる。そこで、茶々は、『私が豊臣の世継ぎを産み、小督が徳川の世継ぎを産む。もし豊臣と徳川が戦になったとしても、どちらかが生き残れば私たちの勝ち戦』と言ってのけるのだった。10年後、徳川の大軍は、大坂城を包囲する。家康の前に、茶々と秀頼は徹底抗戦を宣言。茶々にとって最期の女の戦が始まった。
- CASTING
- ●和央ようか 大阪府出身。88年宝塚歌劇団初舞台。00年宙組トップスターに就任。「ファントム」で絶賛を浴びる。「BOXMAN」で菊田一夫演劇賞優秀賞受賞。06年退団。本作で映画初出演となる。 ●寺島しのぶ 1972年12月28日生まれ。京都市出身。03年「赤目四十八瀧心中未遂」で日本アカデミー賞主演女優賞受賞。主な出演作は、「東京タワー」「男たちの大和/YAMATO」(05)、「やわらかい生活」(06)、「愛の流刑地」(06)など。 ●富田靖子 福岡県出身。83年「アイコ十六歳」で主演デビュー。89年「あ・うん」で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。主な出演作は、「さみしんぼう」(85)、「Kitchen~キッチン」(97)、舞台/「阿修羅城の瞳」「ガラスの動物園」など。 ●高島礼子 1964年7月25日生まれ。神奈川県出身。00年「長崎ぶらぶら節」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。主な出演作は、「極道の妻」シリーズ、「バルトの楽園」「大奥」(06)など。 ●余貴美子 1956年生まれ。神奈川県出身。98年「あ、春」で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。主な出演作は「ホテル・ハイビスカス」(03)、「東京タワー」(05)、「となり町戦争」(07)など。 ●原田美枝子 東京都出身。86年「火宅の人」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。主な出演作は「愛を乞う人」(98)、「雨あがる」(01)、「THE有頂天ホテル」(06)、「包帯クラブ」(07)など。
- 配給会社
- 東映